組織成立の成立要件として、
①伝達(コミュニケーション)
②貢献意欲
③共通目的
の3つを挙げています。
そして、共通の目的(経営戦略)を作るのが経営者の重要な役割であるとしています。
また、組織とは『人間の活動や諸力の体系』ともあり、
『部分』と『部分』がつながって『全体』となっているわけですから、
『部分』が『人』で、『全体』が『組織』ということなので、
人のつながりが重要だ、ということですね。
あと、リーダーの道徳観も大事で、『組織』の存続に関わることであり、
リーダーがこれを失ったら終わり!とも。
『組織』を動かしているのも、やはりそこにいる『人』であって、
結局のところ『組織』とは何なのか?ってことであり、
やっぱり一人じゃ無理だよ!ってことなんですよね。
しかも、これが出版されたのが1938年とのこと。
もちろん現在の市場環境の変化は非常に大きいですが、
一世紀近く経っても、原則は変わらないものなのか、
と改めて考えさせられます。