なぜチームビルディングが必要なのか?
そもそもですが、なぜチームビルディングが必要なのでしょうか?
簡単に書きますと、それは目標達成のためです。
時代背景や市場変化に対応可能な、強いチームを作っていかないと生き残ることができません。
今回は、チームビルディングのポイントとなる、【人材力・組織力・関係力】を説明していきます。
まずは人材力を把握する
メンバーの特徴は把握できているでしょうか?
課題解決に向けて、メンバーが持っている能力を把握することは、チームビルディングへの準備となります。
メンバーの良いところを見つけ把握することで、適材適所を考え、チームに足りない部分を補っていくよう人財育成や採用を行うことが可能になります。
チームビルディングは当然ヒトに対して行うものですので、例えは不適切かもしれませんが、料理で例えると素材の良さを理解しているか、ということです。
何もわからないままに料理をしてしまい、素材の良さを活かしきれない、というイメージです。
これは非常にもったいないことです。
誰が何を得意としているか?逆に不得手なことは?
まずは観察すること、それでもわからないなら本人に聞くためにも、ぜひ1on1を。
1on1と聞くと、なんか面倒、とか、難しい、とか思うかもしれませんが、気楽に考えていきましょう。上司が緊張していたら、部下にも緊張が移ってしまいます。
働き方改革やコロナ禍において、長時間の確保は難しいかもしれません。
ですので、短時間での会話を数多く重ねていきましょう。
その方が、単純接触効果も働くことで信頼関係も向上します。
あと、基本的なことかもしれませんが、必ずメモは取りましょう。
人間の記憶なんて、本当に頼りないものです。
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人材力を把握した後は?
人材力を把握したなら、個を活かしていきましょう!
ダイバーシティの観点からも、考えていくべきことです。
得意な部分を活かしていく。
苦手な部分は、得意なメンバーがフォロー出来るような仕組みつくりや根回しを。
得意な仕事をしていれば、本人のモチベーションも上がり、更なるやる気となり、良いスパイラルとなります。
それにより、生産性が上がる、離職率が下がる、という成果が出てきます。
組織力を上げるには、価値観の共有
個々がバラバラの方向を向いたままでは、目標にたどり着く難易度が上がるのは当然のことです。
組織力を上げるには、組織のビジョンと個人のミッションを結び付け、同じ方向を向いて行動していくように働きかけることが必要となります。
チームのビジョンも共有できておらず、個人としてのミッションをひとりひとりが理解していない状況だと、チームとして一丸となって動いていく、ということも難しくなるでしょう。
チームが一丸となり、相乗効果を出していくためには、理念やビジョンを共有出来ているか、ということが重要になってきます。
また、メンバーが理解していても、それが自分自身の価値観と全く違うものなら、働いていても楽しくないはずです。
ピッタリ重なることはなかなか考えられませんが、重なる部分を一部でも見つけることで、チームと共に、自分自身の成長も感じられます。
メンバーひとりひとりが、自分自身はチームに貢献している、ということを実感し、チームでの存在意義も感じさせる。
これもチームリーダーとして求められる役割であると言えます。
現在でも、【経営理念】や、【今期や中長期での目標】など、すでにある会社や店舗も多いはずです。
「事務所に貼っているので、全員見ているよ。」このケース多いです。
実際はどうでしょうか。
理解している?
もしくは、見ているだけ?
それとも、見てもいない?
スタッフ全員が理解しており、行動まで出来ているなら全く問題なし!
そうでないなら、貼っているだけでは不十分です。
リーダーからひとりひとりに直接、根気強く伝えてあげることも必要です。
難しく考えることはありません。
目標達成された時、チームと共に、自分自身もなりたい自分へと成長出来る。
イメージしワクワクすることから始めればいいのです。
繰り返し話すことで、イメージが強くなれば、道筋も見えてきます。
価値観の共有は、組織が変わっていく上で非常に重要なことです。
人事制度や戦略を変えたとしても、価値観が共有できていなければ、スムーズに機能しません。
理念などは、作っても形骸化してしまうことも考えられます。
リーダーが理解し、メンバーに伝え続けることで、初めて活きたものとなるのです。
関係力を上げるには、コミュニケーションの活性化
関係力は、お互いのコミュニケーションの取り方や、活性化するための環境作りを行うことです。
現在のような市場環境では、リーダーの剛腕で、一人でなんでもやってしまう、というような方法では成果を出しにくくなっています。
実際に肌で感じている経営者や管理職の方々もいらっしゃると思います。
スピードや多様性が求められる中で、個のチカラだけでは限界もあります。
メンバーの多様性を活かす、メンバー自らが考え行動する。
そしてリーダーだけでなくメンバー同士でもお互いを理解し、認め合えるような関係を築く。
そうすることで、お互いが能力を伸ばしあい、足りない部分を補填しあう、そして一個人だけでは発揮できないようなパワーを生み出せるようにする。
これが目標達成できるチームに求められることです。
そういった関係性を作っていくためにも、職場環境や風土も非常に重要です。
お互いに助け合える風土、相談し合える雰囲気や関係性、お互いの信頼関係、など。
役割や立場も関係なく、同じ目的や目標に向かって取り組んでいくことが求められています。
信頼関係を高めていくにも対話は必要です。
とはいえ、働き方改革などにも取り組まなければいけない現代社会において、時間の確保は難しくなってきています。
ですので、現代のコミュニケーションは、量より質を高めていくことが必要となります
リーダーのコーチングスキルも求められていくでしょう。
チームビルディングを上手に進めるには
人材力・組織力・関係力、この3つのポイントを、バランス良く段階的に進めていくことがコツとなります。
人材力だけを一気に上げて、その後組織力を一気に上げて、というように進めていくと、バランスが悪くなり、メンバーが疲弊してしまうことも考えられます。
チームビルディングは一日にしてならず、です。
長期的な視点で考えていきましょう。
小さい組織だからチームビルディングは必要ない、という考えは間違いです。
なぜなら、小さい組織の方が、従業員一人ひとりの組織に対しての影響が大きくなるからです。
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※本コラムは、オンラインサロン「パチ盛り」に掲載したものを、加筆・修正したものです。